ストラクチャー® ユーザー証言ファイル
栃木県芳賀郡芳賀町谷田貝成一さん
いちご47a、水稲1haを作付。いちごは地元JAに全量を出荷する。
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根の張り、葉のツヤが良くなって
鮮やかな赤色の秀品が穫れました。
高濃度炭酸ガス処理システムで減農薬
奥様、ご長男、パートさんとともに18棟のハウスでとちおとめを栽培する谷田貝さんの圃場を訪問しました。谷田貝さんは6年以上前から『高濃度炭酸ガス処理システム』を導入し、定植前の苗に処理することで減農薬栽培に務めていらっしゃいます。
「苗床を密閉し高濃度の炭酸ガスで24時間処理することで、ハダニとかの害虫が完全にいなくなるし、本圃でもハダニがほとんどつかないんです。それと、灰色かび病も出ない。以前は、9月の定植から翌年5月の収穫終了までに15回程度、薬剤を散布していたんですが、それが3分の1に減って5回になりました」。
もちろん、炭酸ガスだけの効果ではなく、天敵を導入するなど総合的な防除の賜物なのだと谷田貝さんは言います。
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「天敵は長年使っていますが、私は普通の1.5倍以上の量のチリカブリダニを放飼して、ハダニを徹底的にたたきます」
いい資材があれば積極的に取り入れたい、という谷田貝さんは、2018年から液肥『ストラクチャー®』を試験的に使用。2018年は9月中旬の定植当日とその2週間後の計2回、灌水チューブで灌注処理されました。
葉が老化せず、葉かきをせずに済んだ
まず谷田貝さんが驚いたのは、初期生育の良さでした。普段使っている液肥よりも生育が早かったのだとか。
「根の張りがグンと良くなりましたね。それと葉のツヤ、テリがいいんです」と谷田貝さん。
2018年は1月の天候がくずれて葉の展開や開花時期が遅れていたにもかかわらず、ストラクチャー®を試験散布した圃場は高品質ないちごが収穫できたそうです。
「通常の液肥を使った圃場のいちごよりも、実の赤色が鮮やかな赤でしたね。これは、根の張りがしっかりしている証拠です」
また、そんな秀品への貢献以外に、ストラクチャー®は作業効率にもメリットをもたらしたのだそうです。
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「葉が収穫期後半までくたびれず、老化しなかったんです。通常なら老化した外葉を葉かきする作業を1~5月の間に2~3回はやらなきゃいけないのに、1回も葉かきをしないで済んだのですごくラクでした(笑)」
来年は2回だけの使用でなく、12月まで何回か追肥としても使ってみたい、と研究熱心な谷田貝さん。ご長男という頼もしい後継者とともに、今後も秀品率向上に挑戦し続けることでしょう。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2019年11月取材時のものです。